SEが会社を辞めてフリーランスで働こうとする理由には典型的なものが3つあります。
1つ目は、若くて体力も気力も充実しているうちにしっかりと働いて稼ぎたいという理由です。労働時間が重複しない限りは幾つでも同時並行で仕事を請け負えるのはフリーランスの特徴で、時間や体力が許せばたくさん働いて稼ぐことができます。若手が重宝されている傾向があるので年齢的に若いうちに頑張ろうというSEが多いのも特徴です。
2つ目に挙げられる理由がキャリアアップしたいからです。フリーランスで働くと技術職としてのスキルを磨けるだけでなく、仕事の獲得のために営業活動も必要になることから営業職としてのスキルも身につきます。一事業主として経営に関するノウハウも体得できるので将来的には企業で管理職になるというキャリアパスも選べるのです。
3つ目の理由として、新しいことに常にチャレンジしていきたいからというものが挙げられます。フリーランスでは数ヶ月から1年くらいで別の仕事を請け負うというサイクルを繰り返すパターンが多く、そのときの興味に応じた仕事に従事することが可能だからです。
このような理由に加えて、ワークライフバランスを充実させたいと考えて独立を目指すSEも増えてきました。業務量は仕事の請負方次第で増やすことも減らすこともできるので、仕事と家庭のバランスを整えやすいのがフリーランスの特徴です。プライベートも大切にしたいというSEにも向いている働き方なのです。